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  • ​【園長の視点】「保育士である前に、人として」。大人同士の人間関係を考える

    こんにちは、佐伯リノです。

    ​今日は、少しだけ胸が痛む、でも大切な話をさせてください。​保育園は、子どもたちのために愛情を注ぎ、思いやりの心を育む場所です。でも、ふと思うことがあります。「私たちは、子どもたちに教えている『思いやりの心』を、大人同士でも実践できているだろうか?」と。

    ​■ 「評価」のために仕事をしていないか?

    ​保育という仕事は、子どもたちの成長という目に見えない財産を扱う、とても尊い仕事です。日々の業務を丁寧に行い、子どもたちの心に寄り添う。その積み重ねの結果として、周囲からの「ありがとう」や「素敵ですね」という評価がついてくるのが本来の姿ではないでしょうか。​もし、評価を得ることだけが目的になり、自分の存在を認めさせようとするあまり、他者の足を引っ張ったり、陰で悪口を言ったりしているのだとしたら……。それは、保育士としての本質から大きく外れてしまっています。​

    ■ 「矢印」を自分に向ける勇気​

    もし、誰かに対して「腹が立つ」「気に食わない」という感情が湧いた時、そこで立ち止まってほしいのです。​「なぜ、その相手が憎いのだろう?」「自分はどうありたくて、どんな保育士になりたくてここにいるんだろう?」​相手を攻撃する前に、自分自身に矢印を向けてみてください。他者への攻撃は、多くの場合、自分自身の自信のなさや、理想の姿とのギャップを埋めるための「八つ当たり」に過ぎません。本当に素敵な保育をしている人は、他者を蹴落とす必要なんてないのです。

    ​■ 「安心して働ける場所」を、全員で作る

    ​園長として断言します。私の園で、誰かが理不尽な思いをしたり、悲しい気持ちで仕事をするようなことは、断じて許しません。​一生懸命頑張っている先生たちが、安心して笑顔で働ける場所を守るのが、私の仕事です。もし今、職場の人間関係で心をすり減らしている人がいたら、どうか一人で抱え込まないでください。​保育士という仕事は、本来とても美しい仕事です。大人同士が互いに尊重し合い、認め合ってこそ、子どもたちに本当の愛情を注ぐことができる。そう信じて、明日もまた、誠実な保育を積み重ねていきましょう。

    ゴールデウィークまで後少しですね♪

  • 【園長の視点】「先生、よく見ていてくれるね」。保護者の心をつかみ、信頼を築く「一言」の魔法

    こんにちは、佐伯リノです。

    ​日々の保育の中、保護者の方とお話しする機会を大切にしていますか?私は、お迎えの時にできるだけ声をかけ、その日に見られたお子さんの成長や、担任から聞いた「今日こんな素敵な姿がありましたよ!」というエピソードを伝えるようにしています。​先日、保護者の方から「園長先生、本当によく見てくださっていますね」という嬉しい言葉をいただきました。現場を離れると、こうした声は届かなくなるのではないかと思っていたのですが、やはり保護者の方は、私たち大人の姿を本当によく見ていらっしゃるのだと、改めて襟を正す思いでした。​

    ■「保護者の立場」になって気づいたこと​

    実は先日、私自身が我が子の授業参観に行った際、同じように感じた出来事がありました。ある先生が、子ども一人ひとりに丁寧に声をかけている姿を見て、「この先生は、うちの子を本当によく見てくれているんだな」と、胸が熱くなるような安心感と感謝を感じたのです。​働いている立場だと、日々の業務に追われて忘れてしまいがちですが、保護者にとって保育者は、わが子の命と心を預ける「なくてはならない、とても大きな存在」なんですよね。

    ​■ 「伝える」ことは、信頼の貯金になる

    ​私たちが何気なく伝えている「今日の〇〇ちゃん、こんなことができたんですよ!」という一言。これこそが、保護者の方にとっての大きな安心材料になります。​我が子の様子を教えてくれる人がいる​この先生なら任せて大丈夫だ​そうした日々の積み重ねは、強固な信頼関係を築きます。そして、この信頼関係があれば、万が一何かあった時や、どうしても伝えにくいことがある時でも、冷静にお話し合いができる。つまり、日々の何気ないコミュニケーションこそが、最大のクレーム防止になるのです。

    ​■ 愛情を「見える化」しよう

    ​私たちの仕事は、保護者の方からすると「見えない時間」を預かっているのと同じです。だからこそ、その時間にどんな愛情を注ぎ、どんな素敵な瞬間があったのかを、言葉にして共有することが大切です。​「今日はこんなに可愛い姿がありましたよ」「こんなに頑張っていましたよ」​そうして保護者の方と「喜び」を共有することで、園と家庭はもっと近い存在になれるはずです。​

    ■最後に

    ​保育士の仕事が保護者に与える影響は、私たちが想像するよりもずっと大きいものです。だからこそ、一人ひとりに愛情を持って関わり、それをしっかりと伝えていきましょう。​今日のお迎えの時、どんな言葉をかけてあげますか?先生の温かい一言が、保護者の方の心に安心を届けますように。

    保育環境見直しませんか?

  • ​【園長の視点】「なぜ?」に目を向ける。落ち着かない4月、子どもたちの心に寄り添うということ

    こんにちは、佐伯リノです。

    ​新年度が始まり、はや数週間。新しいお子さんたちのならし保育が続き、園全体がどこか落ち着かない、そわそわとした雰囲気に包まれている園も多いのではないでしょうか。​当園でも、集団生活にまだ慣れず、部屋の中を走り回ったり、食事がなかなか進まないお子さんがいます。先生たちも、「どう対応すればいいのか」と頭を悩ませていました。

    ​■ 「何をしているか」ではなく「なぜそうするのか」

    ​先生たちはつい、目の前の「走り回っている姿」や「ご飯を食べない姿」だけに焦点を当てがちです。でも、私たちはそこから一歩踏み込んで考えなければなりません。​お母さんと離れて不安でたまらないのではないか?​まだ安心できる場所が見つかっていないのではないか?​集団という大きな環境に、心が押しつぶされそうになっているのではないか?​私たちが考えるべきは、「その行動をどうやって止めるか」ではなく、「どうしたら、この子が安心できるか」という一点です。​

    ■ 「集団の平穏」と「個の尊重」の狭間で​

    私たち保育者は、つい「集団として落ち着かせること」を優先しがちです。「みんなと同じように座ろうね」「みんなと同じように食べようね」という言葉は、確かに集団生活をスムーズにします。​しかし、「一人ひとりを大切にする」という理念を掲げながら、実際には「集団の枠にはめること」が先走っていないでしょうか。これは非常に難しく、誰もが直面する葛藤です。

    ​■ 私たちが「ゆったりとした心」でいること​

    子どもたちは、大人の心を鏡のように映し出します。先生が焦れば焦るほど、子どもは不安になり、さらに落ち着かなくなります。​「長い目で見ていこう」。そう腹をくくって、先生自身がまずはゆったりとした心で子どもに向き合うこと。その穏やかな存在感こそが、子どもの荒ぶる心を静める何よりの特効薬になるのです。​

    ■最後に

    ​4月は、子どもたちにとっての大きな試練の時です。だからこそ、私たちはあえて「じっくりと」向き合う余裕を持ちたいですね。​皆様の園では、今、どんな子どもたちの姿がありますか?「困った行動」の裏側にある小さな震えに、どうか気づいてあげてください。先生のゆったりとした笑顔が、子どもたちの何よりの安心になりますように。

  • 【園長のつぶやき】「完璧なリーダー」でいる必要なんてない。私が大切にしている「隙」の効能

    ​こんにちは、佐伯リノです。

    ​園長という立場上、仕事には常に全力で、ミスがないように。もちろん、そう心がけてはいます。頼まれたことは必ず守りますし、抜け漏れがないよう人一倍気をつけているつもりです。​ですが、正直に告白します。私、実はとっても「抜けている」ところがあるんです。

    ​■ 園長だって、間違えるしボケる​

    仕事ではきっちりしていたい。でも、関係性が深まってくると、言い間違いはするわ、ボケボケなことを言ってしまうわ……。職員たちの前で「園長先生、違いますよ!」と突っ込まれることは日常茶飯事です。​昔は「もっとしっかりしなきゃ」と自分を律していましたが、最近は「これくらいで、ちょうどいいのかも」と思うようになりました。

    ​■ 「隙」があるから、風通しが良くなる​

    もし私が100%完璧で、隙が全くない園長だったらどうでしょう。きっと職員たちは息が詰まって、相談するのにも勇気がいるはずです。「近寄り難い」「失敗しちゃいけない」そんな緊張感ばかりが漂う職場では、誰も自由に意見なんて言えなくなってしまいますよね。​私が少し抜けていて、時々突っ込まれるくらいのほうが、職員のみんなもフランクに話しかけてくれます。「園長先生も人間なんだな」と思ってもらえるほうが、お互いの信頼関係も深まり、みんなが自由に発言しやすい「安全な雰囲気」が作れる気がしています。​

    ■ 私が未完成でいることの「意味」

    ​私が完璧でないことで、職員のみんなが「自分がしっかりしなきゃ!」と主体的に考えてくれる――。もしかしたら、私の至らなさを正当化しているだけかもしれません(笑)。でも、リーダーが完璧すぎるより、みんなで支え合って園を良くしていこうという空気感のほうが、結果として組織は強くなるのではないでしょうか。​もちろん、大切な約束や守らなければならないことは絶対に外しません。そこだけは、園長としてのプライドを持って徹底しています。

    ​■最後に

    ​皆さんの園では、どんなリーダーでいたいと思っていますか?「しっかりしなきゃ」と一人で背負いすぎて、疲れてしまっていませんか?​もし少しだけ「隙」を見せることで、職員たちの笑顔が増えるなら、それはとても素敵なことだと思います。たまにはボケて笑い合う。そんな人間らしい繋がりを、明日も大切にしていきたいですね。

  • 【園長の叫び】「いじわる」を黙認する職場になっていませんか?誰もが安心して働ける場所を作るために

    こんにちは、佐伯リノです。

    ​先日、職場で非常に悲しく、怒りを禁じ得ない出来事がありました。新入社員の職員に対し、あるベテラン職員が意地悪な言葉を投げかけていたという報告を受けたのです。​その理由は、自分の立場やポジションを守りたいという、極めて身勝手な自己防衛からくるものだと思われます。そして何より悲しかったのは、周りの職員たちもその光景を目の当たりにしながら、誰一人として声を上げず、黙認してしまったという事実です。​

    ■ 「見て見ぬふり」は、加担と同じです

    ​女性が多い保育の現場では、残念ながらこのような人間関係のトラブルが起こることがあります。「自分がターゲットにされたくない」「波風を立てたくない」という心理が働き、その場の空気を承認してしまう。でも、園長として断言します。見て見ぬふりは、その意地悪を肯定しているのと同じです。​自分自身の「なりたい姿」や「保育者としての誇り」を忘れ、単に「自分が気に食わないから」という理由で相手を攻撃する。そんな未熟な行為を、私は絶対に許すことができません。​

    ■ 「安全な場所」を、私たちが作る​

    今、私は今後の対応について深く検討しています。そして何より大切なのは、同じようなことが二度と起こらない「心理的安全性が確保された場所」を、園長である私が責任を持って作り直すことだと強く感じています。​「意地悪を言われても、誰も守ってくれない」そんな環境では、どんなに素晴らしい保育理念も、どんなに優れた計画も、すべて無力です。​

    ■ 全ての保育者に伝えたいこと​

    今、このブログを読んでくださっている方の中にも、似たような状況で苦しんでいる方がいるかもしれません。どうか忘れないでください。あなたの価値を、一部の意地悪な人の言葉で決めさせてはいけません。​そして、もしあなたの職場で誰かが不当に扱われているのなら、どうか「黙認」という選択肢を捨ててください。小さな勇気が、職場全体の空気を変える第一歩になります。​

    ■最後に​

    園長として、職員が安心して、心から「明日もここで働きたい」と思える環境を作る。それが今の私の最大の使命です。​どんなに時間がかかっても、私は「いじわる」を許さない、誠実な組織を目指して戦い続けます。皆さんの園が、今日という日も温かい心で満たされていますように。

  • 【園長のつぶやき】たった数日で「お兄さん」に。子どもたちが自分にかける“成長の魔法”

    こんにちは、佐伯リノです。​

    4月の慌ただしさの中、今日はふっと心が軽くなるような、とっても可愛いエピソードをお話ししたいと思います。

    ​■ 「昨日までの僕」とはお別れ​

    昨年度まで2歳児クラスだった、ある男の子のお話です。彼は3月まで、毎朝登園するたびに大泣きしていました。日中は元気いっぱいなのですが、朝だけはどうしても寂しかったり、自分の思いが炸裂して「自分!自分!」と自我が爆発したり……。​ところが、4月になって3歳児(幼児クラス)に上がった途端、担任の先生も驚くほどの変身を遂げたのです。​嫌がっていたお友達との手つなぎができるようになった​順番をしっかり待てるようになった​先生のお話を最後まで聞けるようになった​「急にどうしたの!?」と、先生たちも目を見張るほどの変わりようです。​

    ■ 「大きくなった」という自覚の力​

    私が彼に「お兄さんクラスになったんだね、かっこいい!」と声をかけると、彼は誇らしげに、真っ直ぐな瞳でこう答えてくれました。​「そう。大きくなったから!」​カレンダーの上では、3月31日から4月1日に変わっただけ。たった数日しか経っていません。体つきが急に変わったわけでも、魔法の薬を飲んだわけでもありません。​でも、子どもたちは「新しい名札」「新しい教室」「上のクラス」という環境の変化を、全身で感じ取ります。「自分は大きくなったんだ」という自覚が、昨日までできなかったことを可能にする、何よりの原動力になるのです。​

    ■ 成長を喜び合える、この場所が大好き

    ​「大きくなったこと」を誰より自分自身で喜び、誇らしく感じている彼の姿を見て、私は改めて「保育園って、なんていい場所なんだろう」と心から感じました。​先生たちも、そんな彼の変化を見逃さず、「素敵だね」「かっこいいね」と心からの言葉をかけています。大人が一方的に教え込むのではなく、子どもたちの内側から溢れ出す「こうありたい」という願いを見守り、一緒に喜べる。この仕事の素晴らしさを再確認した瞬間でした。​最後に​子どもたちは、大人が想像もしないようなタイミングで、自分たちなりの「成長の階段」を登っていきます。​日々の忙しさに追われていると見落としがちですが、環境が変わったことで見せてくれる「誇らしげな顔」。そんな小さな奇跡を、これからも大切に、丁寧に見守っていきたいですね。​明日も、子どもたちの「できた!」という笑顔に出会えるのが楽しみです。

    週末ゆっくり休んでくださいね

  • ​【園長の視点】「言葉」と「実態」は合っていますか?保育の「当たり前」を疑う勇気

    こんにちは、佐伯リノです。​

    最近、保育の現場を見ていて強く感じることがあります。それは、私たち保育士は「感覚」を大切にする反面、自分たちの保育を「言語化」し、理念と照らし合わせることが少し苦手なのではないか、ということです。​

    ■その「自主性」は本物ですか?

    ​園には「保育理念」があり、それを元に年間計画や月案が立てられます。例えば「子どもの自主性を育む」という目標を掲げているとしましょう。​でも、実際の現場ではこんなことが起きていませんか?​「折り紙は好きなものを選んでいいよ(自主性)」と言いながら、「でも1枚使い切るまで次はダメだよ(制限)」というルールがある。​「自由に遊んでいいよ」と言いながら、実は保育者が管理しやすい範囲でしか動かしていない。​もちろん、園としてのルールは必要です。しかし、そのルールは本当に「自主性を育む」ために必要なのか? それとも、ただ「大人が管理しやすいから」存在しているのか?そこに疑問を持たずに、目標と行動がブレてしまっているケースが少なくありません。

    ​■ 「なぜそうするのか?」という問いを忘れない​

    例えば、歌を歌う場面。「楽しく歌おう!」と言いながら、子どもたちを白線の上にきっちり並ばせ、動かないように指導する。​小学校入学を見据えて集団のルールを学ぶ時期も必要ですが、果たして「楽しく歌う」ときに、そこまで厳格な整列が必要なのでしょうか?「なぜ、今これをさせているのか?」この問いを自分たちに投げかけないまま、慣習的に「枠にはめる保育」をしていないでしょうか。

    ​■ 「枠にはめる」ほうが楽だけれど……​

    子どもたちが全員同じ行動をしてくれたほうが、保育士にとっては間違いなく「やりやすい」です。でも、非認知能力が注目される今、求められているのは「自分で考えて行動する力」を育むことです。​体制や人員配置の問題で、理想の100%には届かないこともあるでしょう。大切なのは、「理想と現実のズレに気づけるかどうか」です。​「これって本当に自由かな?」「自分の言葉と行動は矛盾していないかな?」そうやって日々の保育に小さな疑問を持つことが、保育の質を変える第一歩になります。​

    ■最後に

    ​皆さんの園では、日々の保育の中で「これってなんでだろう?」と疑問に感じることはありませんか?当たり前だと思っている習慣の中に、子どもたちの可能性を狭めているものがあるかもしれません。​新しい年度が始まった今だからこそ、自分たちが目指す保育と、目の前の子どもたちの姿を、もう一度丁寧に見つめ直してみませんか?

    スキルアップにいかがでしょうか?

  • 【園長の喜び】「任せる」ことで花開く。役職者の素晴らしい成長と、感謝を言葉にする魔法

    こんにちは、佐伯リノです。

    ​新年度が始まり、当園では今年から「子どもたちの自主性を大切にする保育」に本格的に取り組んでいます。そして今日、その取り組みの中で、私にとって何より嬉しい出来事がありました。

    ​■ 「口出し」を我慢して「任せる」という選択​

    これまで、現場の段取りにはつい私自身が細かく関与してしまいがちでした。しかし、今年は「現場のことは主任・副主任に任せる」と心に決め、私はあえて一歩引いて、彼女たちからの報告を待つ姿勢を貫いています。​もちろん、ただ丸投げにするわけではありません。会議の前に「今回のテーマはこれについて話し合ってほしい」と、考えるための「種」を投げておきます。あとは、現場を熟知している彼女たちがどう料理するかを信じて託すことにしました。

    ​■ 想像を超えてきた、役職者たちの手腕

    ​今日受けた報告は、私の想像をはるかに超える素晴らしいものでした。役職者の二人は、現場の声を丁寧に拾い上げ、職員一人ひとりの悩みを聞きながら、「それならこう対応してみよう」と具体的な方法を伝えていたのです。​さらに感動したのは、全員が情報を共有しやすいように事務的な工夫を凝らすなど、現場がスムーズに動くための配慮まで自発的になされていたこと。私が指示を出していた頃よりも、ずっと現場に寄り添った、質の高いチームビルディングがそこにはありました。​

    ■ 「素敵だな」と思ったら、迷わず声に出す

    ​彼女たちの報告を聞いたとき、心からの「ありがとう」という気持ちが溢れました。私は、心の中で「素敵だな」と感じたことは、必ずその場で言葉にして伝えるようにしています。​「本当に心から感謝しているよ。ありがとう」「その工夫、本当に素晴らしいね!」​誰だって、自分の頑張りを見てもらえて、正当に評価されるのは嬉しいものです。特に、責任ある立場にいる役職者にとって、園長からの「承認」は何よりの励みになり、そこから本当の信頼関係が築かれていくのだと確信しています。

    ​■最後に

    ​「人を信じて任せる」ことは、実は教えることよりも勇気がいるかもしれません。でも、その勇気が職員の可能性を広げ、巡り巡って子どもたちの笑顔に繋がっていきます。​現場で一生懸命に保育と向き合っている先生たちの「素敵な姿」を、今日もたくさん見つけて、真っ直ぐな言葉で届けていきましょう!

    忙しい毎日、お料理を手軽にできるかも!?

  • 【園長の視点】「見て覚えろ」はもう古い。新人さんの不安を「納得」に変える、丁寧な伝え方

    こんにちは、佐伯リノです。​

    新年度が始まって数日。先日、4月に入社したばかりの職員が、副主任との面談で涙を流すという出来事がありました。​研修を受け、実際に現場に立った時、「自分に本当に務まるのだろうか…」という大きな不安が溢れ出してしまったようです。

    ​■ 「私たちの物差し」で測らないこと

    ​特に新卒の職員にとっては、人生初の社会人生活。フルタイムで働く体力面でのきつさはもちろん、一瞬の油断も許されない保育の現場は、想像以上に配慮が必要なことばかりで、頭も心もパンクしそうになっているはずです。​「これくらい、言わなくてもわかるだろう」「自分たちが新人の頃はもっと大変だった」​そんな「私たちの物差し」で彼女たちを測ってはいけません。まずは「間違えてもいいんだよ」と安心させ、彼女たちの揺れ動く思いに寄り添いながら導いてあげることが、今一番大切な役割です。​

    ■ 「指示」ではなく「理由」をセットで伝える​

    保育の現場でよく聞かれる「先輩の背中を見て覚えなさい」という言葉。でも、今の時代に求められているのは、「なぜその行動が必要なのか」という理由を丁寧に言葉にすることです。​例えば、掃除一つとっても伝え方で意味が変わります。​NGな指示:「ここ、掃除しておいてね」​丁寧な指導:「アレルギーを持っている子がいて、床に落ちているものを口にしてしまうと大変だから、まずはほうきでしっかり集めて、その後に雑巾で拭き上げてね」​「何のためにやるのか」という理由(根拠)が分かれば、新人さんの動きはただの作業から「保育」へと変わります。理由が分かれば、納得感を持って動けるようになるのです。​

    ■ 魔の1ヶ月を、共に乗り越える​

    入社してからの最初の1ヶ月は、誰にとっても非常に大きな壁です。この時期に、どれだけ丁寧に、大切に言葉を尽くして伝えられるか。​「わからないことが、わからない」という新人さんの状態を理解し、一つひとつ言葉の階段を一緒に登っていく。私自身も、その大切さを改めて自分に言い聞かせています。​

    ■最後に​

    新人さんが流した涙は、それだけ真剣に仕事に向き合おうとしている証拠でもあります。その涙を笑顔に変えていけるよう、私たち先輩保育士も、伝え方の工夫を重ねていきたいですね。​新年度、まだまだ始まったばかり。焦らず、一歩ずつ、新しい仲間と共に歩んでいきましょう!

    美味しい野菜をたべよう!!

  • ​【園長の想い】「ここで働けてよかった」と思える場所に。新年度、新人さんと歩む第一歩

    こんにちは、佐伯リノです。

    ​4月。新しいお子さんたちの「ならし保育」が始まり、園内は活気と、ちょっぴり切ない泣き声で溢れています。皆様、本当にお疲れ様です。​当園にも新しい仲間が加わり、今、一生懸命に研修に励んでいます。

    ​■ 「ランチ」から始まる、心の和らぎ

    ​新人さんの表情を見ると、誰もが緊張でガチガチです。自分が初めて社会に出た時、あるいは新しい職場に来た時のことを思い出すと、毎日が緊張の連続で、家に帰る頃には泥のように眠ってしまう……そんな日々だったなと懐かしく思います。​だからこそ、当園では役職者を中心に、「心の和らぎ」を大切にしています。一緒にランチを食べたり、たわいもない会話で笑い合ったり。まずは「ここは安心できる場所なんだ」と感じてもらえるような雰囲気作りを、何よりも優先しています。

    ​■ 「大変だけど、やりがいがある」を伝えたい​

    保育士という仕事は、確かに大変です。体力も使いますし、命を預かる責任も重い。でも、それ以上に「この仕事を選んでよかった」と思える素晴らしい瞬間が数えきれないほどあります。​せっかく数ある園の中から、縁あって当園を選んでくれた大切な職員たち。私は彼女たちに、「仕事は大変だけど、ここは楽しい!」「ここで働けてよかった!」と心から思ってもらえる職場にしたいのです。​

    ■ 雰囲気作りは、役職者の大切な「仕事」​

    「良い雰囲気」は自然にできるものではありません。役職者にも、意識して雰囲気作りを大切にするよう伝えています。リーダーが明るく、温かく迎え入れる姿勢を見せることで、新人さんも少しずつ自分らしさを出せるようになっていくからです。​人を大切にする環境があってこそ、子どもたちにも最高の愛情を注ぐことができる。そう信じています。

    ​■最後に​新年度が始まり、心身ともに疲れが出やすい時期です。新人さんも、それを支える先輩たちも、まずは今日一日を無事に終えた自分を褒めてあげてくださいね。​皆様の園でも、新しい出会いが素敵な実を結びますように。明日も笑顔で、子どもたちを迎えましょう!

    4月のお疲れを癒しましょう♪